不眠解消　呼吸

疲れているのに眠れない。
眠らなきゃと考えれば考えるほど、焦って眠れない。
そんな軽い不眠の症状に襲われたことはないですか？
季節の変わり目などによく起きる軽い不眠の症状を解消するコツは、
なんと私たちが無意識に行っている【呼吸】にあるのです。
自律神経の乱れを整え、不眠の症状を緩和する効果的な呼吸法についてご紹介します。

人はリラックスしているときには、一定のリズムで呼吸しています。
しかし、不安やストレス、疲労などで、呼吸のリズムが乱れてしまうことがあります。
酸素を十分に吐き出さないままに、吸い込み続けてしまう『過呼吸』は呼吸の乱れが引き起こす典型的な症状です。
このような呼吸のリズムの乱れを整えるには、まずは息をしっかり吐き出すことを考えてください。
呼吸のリズムを整えるには一般的に深呼吸がよいとされていますが、深呼吸はどうしても空気を吸い込むことに意識が集中しがちで、なかなかリズムを取り戻せません。
こんなときは、「吸うから吐く」のではなく、「吐くから吸う」という順序を心がけてください。
「息をめいっぱい吐き出して肺にスペースができたから、その分の酸素を吸い込む」という考え方です。
また、呼吸によって生じた不要な二酸化炭素を、体外に排出する一種のデトックス（毒素排出）という考え方もできるでしょう。

眠れない夜は、無理に眠ろうとせず、いったん起きて背筋を伸ばし、ゆっくり息を吐いてみましょう。
そのときに、ゆっくりとお腹を凹ますとさらに効果的！
息を吐ききったら自然と肺に空気が流れ込み、お腹が膨らんでくるのがわかります。
さらに深い呼吸がしたい方は、指先でかるく胃のあたりをマッサージするのもよいでしょう。
このような深い呼吸をすることで、自律神経が整い、不眠の症状が緩和されるでしょう。

たかが呼吸とあなどらずに、正しい呼吸法で不眠を解消し、快適な安眠生活をおくりましょう！